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靖国問題 (ちくま新書) [ 高橋哲哉 ]

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商品説明:ちくま新書 高橋哲哉 筑摩書房ヤスクニ モンダイ タカハシ,テツヤ 発行年月:2005年04月 ページ数:238p サイズ:新書 ISBN:9784480062321 高橋哲哉(タカハシテツヤ) 1956年福島県生まれ。
東京大学大学院総合文化研究科教授。
二十世紀西欧哲学を研究し、哲学者として政治・社会・歴史の諸問題を論究。
明晰な論理と批判的思考には定評がある。
NPO「前夜」共同代表として、雑誌『前夜』を創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章
感情の問題ー追悼と顕彰のあいだ(激しい遺族感情/一様でない感情の対立
ほか)/第2章
歴史認識の問題ー戦争責任論の向うへ(共同体とその他者/「A級戦犯」合祀問題
ほか)/第3章
宗教の問題ー神社非宗教の陥穽(感情の問題、再び/政教分離問題
ほか)/第4章
文化の問題ー死者と生者のポリティクス(「伝統」としての靖国/江藤淳の文化論
ほか)/第5章
国立追悼施設の問題ー問われるべきは何か(「わだかまり」の解決策/不戦と平和の施設?
ほか) 二十一世紀の今も、なお「問題」であり続ける「靖国」。
「A級戦犯合祀」「政教分離」「首相参拝」などの諸点については、いまも多くの意見が対立し、その議論は、多くの激しい「思い」を引き起こす。
だが、その「思い」に共感するだけでは、あるいは「政治的決着」を図るだけでは、なんの解決にもならないだろう。
本書では、靖国を具体的な歴史の場に置き直しながら、それが「国家」の装置としてどのような機能と役割を担ってきたのかを明らかにし、犀利な哲学的論理で解決の地平を示す。
決定的論考。
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